昨年の話ですが・・・長野県飯山市のお米の生産者さんを囲んだイベントの話

いつもご覧いただき有り難うございます。


アップしようと思っていて2月になってしましましたが・・・

昨年12月に、長野県飯山市の米農家 FAITH FARM の水野尚哉さんを囲んで、CLOUD NINEのお米の収穫祭を行いました。


そもそもは1年限定で、水野さんの管理する田んぼ1枚のオーナーになったことから始まりました。

もう何年も水野さんのお米は頂いていますが、日本人としてお米の1年間を知るいい機会だと思ってオーナー制度に(ライス・オーナーズ・クラブ ROC)に申し込みました。

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世界でも有数の豪雪地帯である、飯山の戸狩地区の山の中腹にある、雪解けの一番水を使う田んぼから生まれるお米は、水野さんの技術もあり本当に素晴らしいものに仕上がります。
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 このため、田んぼには農薬は使えず(下流域に農薬が流れてしまうため)無農薬で栽培し、日々の雑草などは合鴨を放し食べてもらう合鴨農法を行います。


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田植えと稲刈り、合鴨チームの様子を見に行ったりと、飯山に行くことの多い1年でしたがこうして収穫することができると感慨深いものがあります。
日々自分が食べているお米がどういう環境で育ち、どのような手間を掛けられているのかあまり知る機会はないと思うので非常に有意義な経験ができました。

また、田植えと稲刈りに参加いただいたお客様など、遠路をありがとうございました!

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田植えの後に。この後のBBQも最高でしたね!!

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稲刈り、ありがとうございました!!!!

田植え、稲刈りのときには、耕運機やトラクターにもみんなで乗りましたね!

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収穫を終えてこの量になりました。

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一部のお米は、このように ハゼ掛け にし天日干しにしました。


前置きが長くなりましたが、収穫祭はこんな感じでワインなどのお酒とお料理をご用意しました。

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お料理に使った水も、飯山から送ってもらいました。東京の水と違い、柔らかくミネラルたっぷりです。


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稲穂をフリットにして、アミューズで

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水野家秘伝の山ブドウのワインをカクテルで

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ハゼ掛けの新米、通常の機械乾燥の新米、昨年の同じ田んぼのお米 それぞれを塩むすびで。
それぞれのお米の味わいの違いが感じられましたね。

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合鴨農法の合鴨を使い 豚汁じゃなくて 鴨汁。
お出汁も合鴨のお骨からです。お味噌は愛媛県大洲市の梶田商店のお味噌です。
田んぼの一年を感じていただけますね。

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飯山の地酒、北光を合わせました。

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合鴨のローストなど
骨、内蔵、胸肉、モモ肉などすべての部位を余すことなく使用しています。

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オーストリアのロゼを合わせました。

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飯山と言えば、鯖缶の消費量日本一。という事で、鯖缶を使ったスパイスカレーを機械乾燥の新米で。
画像はないですが、このお料理には北光の濁り酒を合わせました。

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デザートは、木島平の蜂蜜のアイスクリームとフランボワーズソースをあしらった、リ・オ・レ。
牛乳で柔らかく炊いたお米で、フランスでは当たり前のデザートです。
コレには、フランス・モンバジャックの蜂蜜のニュアンスのある貴腐ワインを合わせました。

こんな感じの収穫祭でした。
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最後に、水野さんから最高の賞を受賞した報告をいただいて閉会となりました。
参加したみなさんも水野さんも、あんな話やこ~んな話まで大変盛り上がりました。
水野さんが「こんなに質問攻めにされたのは初めてでした」といってましたし
お料理で飯山を感じてもらえたことも良かったと思います。

またこのような企画を行う予定です。

ちょっと・・・じゃないくらい遅くなった、イベントのお話しでした。