2018 初夏の産地訪問 #3

いつもご覧いただき、ありがとうございます。

三重に行った翌週には、十勝方面のチーズ工房などを訪ねてきました。
当店では北海道を中心に、国産のナチュラルチーズを扱っておりますが、今回十勝方面のチーズ工房さんに行ってまいりました。

帯広空港から田園風景を抜け北上し、帯広市街を抜けて最初に伺ったのは、足寄にある『しあわせチーズ工房』
今回は都合により工房の中は見られなかったのですが、原料の牛乳を放牧で作っている『ありがとう牧場』さんの様子をご案内いただきました。

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カメラを向けるとたくさん集まってきた牛さん。1年目の若牛とのことです。
人に驚かないのかな?
ワシワシ草を食べていました。

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牧場の側にある山の頂上から見た、放牧地。
緑の色が濃いところはこれから放牧するところ。薄いところは放牧して草を食べたためには離れて見ると色が変わっています。
ある程度の広さで仕切り、放牧地を順番に使うことで、肥料など使うことなく牧草が育ち、その草で乳をつくります。

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これから搾乳される牛さん達。
ホルスタインがほとんどですが、ブラウンスイスなども飼われています。

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牧場を案内していただきつつ、キレイな空気を満喫した後は、表だけですが工房の様子。
壁の後ろに物から続くスペース(斜面を削り出しています)があり、熟成庫になっているそうです。
来年には熟成庫を拡張するとのこと。更に長期熟成のチーズが産まれるかもしれませんね。

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本間さんがご自宅の前の、雪で倒れた桜の木の皮を剥いでいます。

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この木の皮は本間さんの造るウォッシュチーズ『茂喜登牛』に来年使う予定とのこと。
モンドールと似たタイプのチーズというと伝わりやすいですかね。
チーズの周りに木の皮を巻いて熟成させることで、独特の香りがチーズに移るのですが、今後作るものは足寄の木を使って作ってみようと試行錯誤の途中とのことです。
桜の木の皮、乾燥した物は実にフルーティーな香りで、スモーク材の桜の木とはまた違った香りです。
今後、この木の皮を使ったものが登場するかと思うと楽しみですね。

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毎日2回、搾乳の為に牛舎に移動します。
皆お利口で、列から離れることもなくノンビリ歩いていどうしてます。

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こんな感じで搾乳。

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左側が本間さん。
右側がありがとう牧場のスタッフの宍倉さん。

本間さんの造るチーズの美味しさは、人柄や技術ももちろんですが、やはりこの景色が造っているんだなと思いました。
すでにたくさんの賞を受賞しているチーズは改めて説明するまでもなく品質が高い物ばかりです。
ですが、現状に満足することなく、よりよい物を造っていくために地域の個性も出しつつ今以上に『足寄のチーズ』と言える物を造られています。
今、当店でご用意している本間さんのチーズは、幸(24カ月熟成)と茂喜登牛です。
是非、国産のナチュラルチーズの美味しさに触れてみてください。