いつも、ありがとうございます。
四国への産地訪問日記はこれで最後です。
最終日の10日に伺ったのは『土佐あかうし』の生産農家さんのところへ視察に伺いました。
さて、『土佐あかうし』についてザックリと説明しますと…明治時代から農耕用の使役牛として飼われていた牛を、高知県内で肉用に品種改良した褐毛和種の茶色の牛です。
ちょっと前に店で使った、熊本の赤牛も褐毛ですが、血統も違うので、肉質も全く別の牛になります。
ちなみによく言う和牛ですが、4種類いまして
・黒毛和種 松坂とか但馬とかですね
・褐毛和種 熊本の赤うしと土佐あかうし
・日本短角種 岩手の短角はウチでも登場しましたね
・無角和種
の4種類で、その頭数の割合(少し前のデータですけど…)
・黒毛和種 約176万頭
・褐毛和種 熊本系 2万頭
・日本短角種 9100頭
・褐毛和種 土佐あかうし 2300頭
・無角和種 190頭
なんと、ほとんど黒毛和種なんですね!
土佐あかうし は全体から見るとたった0.1%ほど!!
実に貴重な牛なんですね。
昨今、赤身の牛肉のブームですが、各飲食店で取り合いになっているのもお分かりいただけるかと…
実際、市場で取引されるときには、既に各部位の行き先(飲食店など)は予約で決まっているのが現状で、買いたくても買えない状況なんですね…
さて、この土佐あかうし、角の先端が黒いのが特徴で、顔も可愛らしいですねぇ。あと、ところどころ黒いところがまた可愛らしさを出してます(笑)
まずは、仔牛を育てている農家…